賢者の振る舞い

面白い企画、ありがとうございます! 保険会社の中身が初めて見えた気がしました(笑)。

さて、ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む」という言葉が昔から気になっているのですが、私には賢者の振る舞いができた記憶がついぞありません。出口さんにはこうした経験はございますか? 人にお会いする際など、どのように取り組まれているのか、ご教示ください!

はる
35歳 会社員 男性

コツは面白い人に会うことです

ビスマルクの言葉は、時間軸の話をしているのだと思います。

例えば、東日本大震災やリーマン危機のことを勉強しておけば、また同じようなことが起こったときに参考になるかもしれない。でも、人間が経験できる時間、働いている時間って大体4、50年くらいのものです。その間にもし東日本大震災やリーマン危機が起こらなければ、学ぶことができません。ビスマルクは、歴史から学べば5500年くらいあるわけですから、その間には必ずリーマン危機や東日本大震災のようなことが起こってるので学ぶことができると、こういう時間軸の話をこの表現でしているのだと、僕は理解しています。

僕は人に会うとき、あるいは飲みに行くとき、面白いかどうかだけを基準にしています。その人と会って話をして、面白ければまた会いたいと、飲んで愉しければまた会いたいと思う。

じゃあ、なんで面白いのか、なんで愉しいのかといえば、僕と違う経験をしていたり、違う見方で物事を見ていて刺激を受けるからです。だから、誰でも自分が面白いと思う人、愉しいと思う人に会っていれば、賢者の振る舞いが自然とできて、他人から学ぶことができると思います。