何が幸せ?

大学を卒業して就職してから、出世(昇進)は絶対的な喜び、働く原動力というか「幸せ」の結果だと思って働いてきました。しかし、数年前に病気を患ってから思うように昇進できず、同期よりも昇進が遅れ「なぜ昇進できないんだろう」と焦っています。

また、病気になって以来、生活力への不安から家庭を持つことに前向きになれず、「早く家庭を築きたいのに、いつまで独身なんだろう」と不安も感じています。

生きていく上で幸せとは、何なのでしょうか。出世(昇進)、家族、趣味などあると思うのですが、何を心の支えに生きていけばいいのでしょうか。

かず
35歳 会社員 男性

自分がしたいこと、楽しいと感じることをすればいいんです

人間の幸せは極めて簡単なもので、ご飯が食べられて、あったかい寝床があり、パートナーや友達に恵まれ、好きなときに赤ちゃんが産めて、自分が言いたいことが言える環境の中で生きていければ、それで十分です。

1年は8,760時間ありますが、そのうち仕事はせいぜい2,000時間ちょっとです。ライフワークバランスは7:3。極論すれば、ワークはどうでもいいもの。その意味では、出世は幸せの条件にはならないと僕は思います。

例えば、新入社員200人の企業があり、社長は5年間務めるとすると、社長になれるのは1,000人に1人です。残る999人はどこかの段階で昇進が止まるわけですから、どこの段階で昇進が止まろうと、トップになれないという意味ではまったく同じことです。

あなたの場合はたまたま病気をされて同期よりも昇進が遅れたとのことですが、昇進している同期も、どこかの段階で順番に落ちていくのです。その意味では、1人を除いてみんなが多数派であり、残り999人は全部同じ仲間なのです。そのように考えれば、気にすることはないと思います。

自分が好きなことをやる。僕は人間の幸せはそれに尽きると思っています。平均寿命を考えれば、あなたにはこれからまだ50年以上の人生があるわけですから、出世・家族・趣味などのうち、あなたがこれから本当にやりたいことは何なのかを考えればいい。

病気によって昇進が止まったということを逆に考えれば、「自分は何がしたいのだろう」ということを考える時間と機会を与えられたと思えば、ラッキーじゃないですか。

ですから、これをラッキーだと思って、これから50年間自分は何をして生きていけば楽しい人生が送れるのだろう、ということを自分に問いかけながら、これからの人生にチャレンジしてみてください。