ワクワクするビジョンを掲げたい

出口さんの講演にうかがった際に名刺交換をさせていただき、「100年後に世界一の保険会社になる」というビジョンをお聞きしました。

私は、壮大なビジョンが語れません。「社長は大ボラを吹いて夢を語れ」という話もよく聞きますが、算数で考えれば考えるほど、現実的思考に戻ってしまいます。

私も社員もワクワクするようなビジョンを掲げるには、どういった方法があるでしょうか?

とら
40歳 会社役員 男性

大事なのは「時間軸」

ビジョンは「時間軸」の問題です。

ライフネット生命保険の「100年後に世界一の保険会社になる」というビジョンは、実は人真似です。

明治生命が日本に生命保険を持ち込んで、日本生命がバブルの時代に世界一になるまでが、ほぼ100年だったので、日本人ができたことは同じ日本人である僕たちにもできるのではないか──そう考えて、100年後の姿をとりあえず投影したのですが、現実の経営では3年単位の中期経営計画を作り、それを着実にやっていくことで、ビジョンの実現に向かっています。

ですから、ビジョンについては経営者が「時間軸」をしっかり持って、まず目先の2〜3年に何をするのかということと、それより長いスパンでどこに向かっていくのかを決めます。

僕はそのスパンを、仮に「100年間」と置きましたが、そのふたつを分けて考えることで、経営者も社員もワクワクするようなビジョンが作れるのではないでしょうか。