女性活用に関心のない役員……

ある役員から声をかけられ、会社の女性活躍推進チームに入りました。うちの会社には女性管理職が一人もいません。チームメンバーとして会社をよくするお手伝いができる、と張り切っていましたが、どうやら社長以下、他の役員は女性活躍にまったく関心のないことがわかりました。チームメンバーを集めた役員は「幹部会を説得するのが君たちの仕事だ!」と言い始めています。なんだか腑に落ちません。どういう動きをすればいいのかわからず、途方に暮れています。

出口さんならこんなとき、どうしますか?

ルウルウ
39歳 会社員 女性

話してもダメなら僕から話します

なぜ女性の活躍が必要なのでしょうか。その基本はマッチングにあります。 

日本はすでに製造業主導の時期を過ぎ、サービス産業が全産業の7割を占めています。そのサービス産業のユーザーは、統計を取ると、女性が7割前後を占めています。そうであれば、企業の側にも女性がいないと、ユーザーの気持ちに添った商品やサービスの開発・提供ができるはずがありません。

一足先にサービス産業中心の経済構造となったヨーロッパでは、クオーター制などを導入して、女性の登用に努めてきたのです。それは、需要と供給のマッチングなくして、経済の成長はあり得ないからです。

あなたの会社の社長以下、役員のみなさんで、どれだけ議論を重ねたとしても、30代、40代の女性が好むような商品やサービスのアイデアが出てくるはずがありません。「女性が活躍することは、会社がうまくいくための必要条件です」ということを、はっきりと役員に話しましょう。

それでも難しければ(半ば冗談ですが)役員のみなさんを含めて10名以上集めていただけるなら、僕が講演にうかがってもかまいませんよ。