会社に行くのが辛い

一昨年前から出口さんの影響もあり、教養をつけようとたくさんの本を読むなど勉強をしています。その効果が出たのか、春よりいわゆる栄転と呼べるような異動ができました。

しかし、新部署の組織風土、人間関係、曖昧な業務ミッションが重なり、毎日が辛いです。周りからは「慣れ」のひと言で応援されますが、最近は会社に行くことも辛くなり、集中できないため、本も読むことができません。

出口さんは、仕事の環境が変わるなど精神的に辛い時期があったときに気をつけて取り組まれたこと(仕事、プライベート共)があればご教示いただけますか?

おひ
36歳 会社員 男性

早急に気分転換を!

人生はお天気と同じで、晴れの日も雨の日もあります。

個人個人の人生も同じで、調子がいい晴れの日も、調子の悪い土砂降りの日もあるということです。どんな組織やどんな職場で仕事をしていても、自分に合う面白い仕事や、自分に合わない面白くない仕事もある。また、職場の人間関係においても、相性の合う職場もあれば、相性の合わない職場もあります。

お天気と同じで、晴れの日ばかりではないというのが人生の真実です。

人間の精神は体の中にあるので、一見逆説的ですが、辛いときほど大好きなものをたくさん食べて、ぐっすり眠って、体力をつけることがいちばんだと思います。それから、気分転換のために好きなことをやってみましょう。

こうしてまずは体力をキープしていくうちに、お天気は一種の循環ですから、そのうちいい循環が巡ってくるのではないでしょうか。

ただ、ご質問の中で気になったのは、「会社に行くことが辛い」という一行でした。ひょっとすると初期のうつ病かもしれません。

日本では、精神的な病気について一種の偏見を持っている人がまだかなりいるようです。しかしグローバルに見ると、うつを代表とする精神的な病気は、単に脳の病気という認識です。脳も、胃や腸と同じ身体の臓器にすぎないわけですから、胃や腸の病気と同じで特別視する人はほとんどいません。

本当に会社に行くことが辛くてたまらないのであれば、専門医を受診してみてはいかがでしょうか。気分転換のひとつぐらいの気持ちで、一度軽く診てもらってください。